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薄地をきれいに縫う方法

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薄地をきれいに縫う方法
【ソーイングの豆知識】 2019/08/22
こんにちは! ココです!
台風が過ぎてからもお天気が安定しませんねsad
これから秋に向かって涼しくなるといいなと思っています

さて、今回は【薄地をきれいに縫う方法】をご紹介します!
生地は布縮みがわかりやすいように、柔らかく、コシのないシフォンを使用しました。
薄地をきれいに縫う方法のポイントを全部で4つ、紹介させていただきます
※ミシンはTRX5000を使用しました。

POINT1 【縫い目の長さを細かくする】
縫い目の長さを細かくするだけで、布の縮みは軽減されます。
 
左図:縫い目の長さ2.5mm   右図:縫い目の長さ1.4mm

一目瞭然ですね!
薄くて柔らかい生地で縫い目が粗いと糸が引っ張られる強さで生地が縮んでしまいます。
縫い目を細かくすると、目と目の間が狭いため、引っ張られる生地も減り、結果布が縮むのを軽減することができます。

POINT2 【左基線の直線縫いを選択する】
大体のミシンには針が真ん中に落ちる“中基線の直線縫い”と針が左側に落ちる“左基線の直線縫い”の模様が内蔵されています。
そして今の家庭用ミシンのほとんどが直線縫いとジグザグ縫い兼用のミシンとなっており、針が落ちる部分もジグザグ縫いに適して横長になっています。

 
左図:中基線の直線縫い   右図:左基線の直線縫い

上図を見ていただくとわかりやすいと思いますが、左の図は真ん中に針が落ちるため、左右の隙間が広いです。
対して、右の図は左側に針が落ちるため、左側に隙間はありません。

中基線では左右に隙間があるため、生地に針を落とした際、中に生地を押し込んでしまう可能性があります。
左基線では左側には生地を押し込む隙間がないため、生地を押し込んでしまう可能性がぐんと下がります。
また、左基線にすると針から送り歯までの距離も短くなり、布送りがスムーズになります。

中に生地が食い込んでしまう場合は、“左基線の直線縫い”にしてみてくださいね。

POINT3 【針9番/糸90番にする】
生地が薄い場合、針や糸を細くするとよりきれいに糸が馴染みます。
 
糸が太いと生地よりも糸の方が厚みがあり、上糸と下糸が交差する部分が生地に糸が潜り込まず、糸調子が合っていても糸調子が悪く見えることもあります。
実際には縫ったり糸調子には支障はございませんので、針11番/糸60番でも問題はございません。
お好みで変えてみてください
※針9番の場合、糸通し器はご使用できませんので、ご注意ください。

POINT4 【押え圧力調節を弱くする】
“押え圧力調節”がついているミシンの場合は圧力も調節してみてくださいね。
薄地の場合は押え圧は弱く、厚地の場合は強くすると布送りがスムーズです
シンガーミシンの中ではVIVACE TRXシリーズに押え圧力調節がついています。


生地やお好みに合わせて、4つのポイントを組み合わせてきれいに作品を仕上げましょう
ミシンのちょっとした設定を変えるだけで、驚くほどスムーズに縫えますよ!


それでは、レッツハッピーソーイングライフ☆
 

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